ワールドカップサッカーがもたらす経済効果

静まり返った北の街を、ひんやりとした朝霧が履っていた。
つい先日、真夏日を記録したというのに、この冷え込みは
何だったのだろうか。

散歩好きのタマコも、なかなか蒲団を出たがらない。

愚図っている私を階下から呼ぶ妻の声にも、わざと聞こえない
振りをした。
起きるのが億劫なほど肌寒く感じられる朝だった。

それでも何か温かい物を飲みたくなり、寝惚け眼を擦りながら
階下に降りていった。

お気に入りの珈琲が出来あがっている。
こういう時には注意が必要だ。

日頃は寝起きの悪い妻に何か考えがある時だからだ。

案の定、開幕まで1週間後に迫ったワールドカップサッカー
視聴のため、4kテレビの購入を妻は目論んでいるらしい。

いそいそとじゃれついてきたタマコの無邪気な笑顔が、
要らぬ出費が嵩むと思案に暮れる私を慰めてくれた。

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